人と人、家と家との結びつきの大切さを再認識させられる、結納と云う儀式

 京都青雲堂は、大正9年(1920年)に初代・川口瀧助が京都三条の地で和紙屋を創業したのが始まりです。当時から結納用品も販売させていただき、二代目が父の慶太郎そして私で三代目となります。

 結納司とは、ご縁があって両家が揃われた席での結納の儀式を司ります。最近では仲人を立てることも少なくなり、その代わりに結納司が進行をさせていただきます。また、ご両家の「伝えたいこと・聞きたいこと」などを双方の間に入って取り持つお役目もさせていただいております。こうした事で、ご両家の意向をスムーズにお伝えることが出来るのです。

 近年は、何かと儀式も簡略化される傾向にありますが、せめて京都人として、そして伝統を受け継ぐ者として今日の人達に結納という儀式を伝承できればと思っております。

 一生の思い出作りの橋渡しをさせて戴きます。